今の「雑木の庭」を見て思うこと part1 ー輪鼓装飾店ー
昔々、まだ雑木の組み合わせを始めたころの話。
当時の僕にとってはとても規模の大きな仕事の依頼を受けました。
でも、すでに内定している造園業者さんもいて、ご主人はそれでいいんじゃないかと思っていて、奥さんがどうも違うと思っていて、インターネットで探して当店に雑木の庭の依頼をくれました。
奥さんは気に入ってくれたんだけど、ご主人を説得する題材が欲しいということで、なぜこんなにたくさん木を植えるのかとか、木を大きくさせるのかとかの疑問に答え、雑木の庭の気持ち良さを伝えるためのプレゼン資料を作るために、当時は見せられる庭が無かったので、僕が気持ちいいと思う自然の写真をたくさん撮って、説得したのですが、結局は実現しませんでした。
その時奥さんから言われた言葉が、未だに自分の原動力になってます。
「君の見えてる世界は、みんなが見えてるわけではないよ。君が美しいと思う景色は、大多数の人は気付かずにスルーしてしまうモノだと思う。特に庭の世界においては。
でもそれをわからない人達に伝える術を持ち得たら、もっとこの仕事で世界が広がると思う。」
そこからかなりの年月が経ち、僕が美しいと思う庭が少しずつですが、実現できています。
でも、まだ人に伝える術は手に入れれてない。
気づいたら雑木の庭がブームになっているけれど、僕のやってるものとはかけ離れてるディスプレイのような庭ばかり。
今日も通りすがりの建築現場で、山採りのアオダモの林をイメージしたかのような庭を見た。
しかも土壌改良もままならない、燦々と太陽の光が当たる環境下で。
アオダモ林ってや…
荻野イズムが急速に広がっている。まだその危険性に気づいている人は少ない。この間違った現象を改善するには、荻野さん、あなたがバージョンアップさせて、レシピを書き換えていくしかないないと思います。
雑木の緑の美しさに魅せられて頑張ってきた身としては、やっぱり見て見ぬふりは出来ません。
このまま間違った解釈で雑木の庭が終わってしまうのはとても辛い。
ホントの雑木の庭の良さは、出来上がったばかりじゃなくて、木が成長してその場が淡い緑のベールに包まれた時ですよ。
そんな格別な空間を1人でも多くの人が体感できますように、今年もコナラを植えていきます。
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はじめまして
樹木の多い庭のグランドカバーに悩んで、雑木の庭でいろいろ画像検索していたら辿り着きました。
(安く済ませるため出来るだけ自分でやりたい)
コナラ、カシ、カツラ、サクラ、ヤマモミジ…なるべく既存樹を切らずに活かした庭づくりが理想です。
高田造園さんのHPが好きでいろいろ見ていたのですが遠いし…最近、庭DIYのブログに荻野さんの名前がよく出てくるのでHP見に行ったんですけど…まるで展示場みたいでサムネだけでその先は見る気が起きませんでした。
しかし、コナラ…覚悟がいる木ですよね。
うちには分譲当初からあり、切らずにいますが、周りではほとんど切ってしまっています。
いちばんの悩みは、前に頼んでいた植木屋さんのいい職人さんがいなくなり、他にいろいろためしてみたりしているのですが、もともと株立ちなのに3本にカウントされたり、大きさの制御ができなかったり、10万以上も費やした挙句、元に戻してと言いたいほどの仕上がりだったり…(涙)
春まで続く落葉は、お互い様と言ってもらえる土地(まわりも分譲時に落葉樹を多数植えられている)なので助かってますけど。
まぁ、まめに剪定するしかないんですけどねぇ。