ロックガーデンの石はどこで売ってる?選び方・配置・作り方・施工例
ロックガーデンの石は、ホームセンター、石材店、建材店、砕石会社、専門オンラインストアなどで購入できます。ただし、売っている場所だけで決めると、「家に色が合わない」「同じ大きさだけで河原のように見える」「重くて庭まで運べない」という失敗が起こります。
ロックガーデンを自然に見せる鍵は、石の種類を増やすことではありません。色と石質を一系統に絞り、大・中・小の3サイズを役割別に配置することです。主役になる石、主役を支える石、隙間をつなぐ石を分けると、小さな庭でも奥行きが生まれます。
この記事では、昭和34年創業の石屋が、ロックガーデン用の石の選び方、サイズ、必要量、配置、DIYでの作り方、施工例、購入先、配送まで解説します。大型石や高い石積みなど、DIYで行わない方がよい範囲も明確にします。
この記事でわかること
- ロックガーデンの石を購入できる場所と、それぞれの違い
- 外壁に合う石の色・形・石質の選び方
- 50~300mmを大・中・小で組み合わせる方法
- 石の必要量を決めるために確認する項目
- 自然に見える配置とDIYでの作り方
- 実際の施工例と、河原・資材置き場のように見える失敗原因
- 自分でできる範囲と、プロへ任せるべき工事

この記事を書いた人:宮川公一(ひろくん)
株式会社揖斐川庭石センター 3代目代表
昭和34年創業。岐阜県揖斐川町の石置場で、庭石・割栗石・砂利の販売、全国発送、庭づくりの相談に携わっています。石の色や形だけでなく、必要量、搬入経路、施工後の管理まで確認して提案します。
公開日:2023年10月14日 | 最終更新日:2026年7月25日
浅間石を見切りに使い、植栽と砂利の境界を立体的に見せた施工例です。
ロックガーデンとは?ドライガーデンとの違い

ロックガーデンは、自然石を庭の主役として配置し、石の間へ植物や砂利を組み合わせる庭です。平らな地面へ石を均等に置くのではなく、岩場や山裾のような高低差、向き、石のまとまりを作ります。
ドライガーデンと重なる部分もありますが、中心となる考え方が少し異なります。
| 比較項目 | ロックガーデン | ドライガーデン |
|---|---|---|
| 主役 | 石の形・組み合わせ・配置 | 乾燥に強い植物と石・砂利 |
| 表現する景観 | 岩場、山裾、自然の石組み | 乾燥地帯、南国風、モダン外構 |
| 植物 | 庭の環境に合えば幅広く選べる | アガベ、多肉植物など乾燥に強い植物が中心 |
| 重要な条件 | 石のサイズ差と配置 | 排水、植物の耐寒性、石と砂利の構成 |
住宅の庭では、両方を厳密に分ける必要はありません。石の景観を主役にしたいならロックガーデン、乾燥に強い植物を主役にしたいならドライガーデン、と考えると方向性を決めやすくなります。
*乾燥に強い植物を主役にする場合は、ドライガーデンの石と砂利の組み合わせをご覧ください。
ロックガーデンに向く庭・向かない庭

大きな石や構造物を伴う場合は、DIYではなく重機と施工経験が必要です
DIYを検討しやすい場所
- 玄関脇や門柱脇など、小さく区切れる場所
- 道路から施工場所までの搬入経路が確保できる場所
- 自分で持てる石を、低く配置できる場所
- 雨の後に水がたまらず、排水方向が分かる場所
- 室外機、雨水桝、配管点検口を塞がない場所
専門業者へ相談した方がよい場所
- 大型石を重機で吊り上げる必要がある
- 石を高く積み、土留めや擁壁の役割を持たせる
- 傾斜が強く、石が転落するおそれがある
- 大量の掘削や残土処分が必要になる
- 地中の給排水・電気設備の位置が分からない
- 駐車場など、車両荷重を受ける下地を作る
ロックガーデンは石を置くだけに見えますが、石の重量と地面の安定性が関係します。自分で安全に持ち上げられない石は、無理に転がしたり引きずったりせず、機械や専門業者を利用してください。
ロックガーデンの石の選び方|色・形・石質

色は家の外観から逆算する
石だけを見て好きな色を選ぶより、外壁、門柱、アプローチ、屋根、既存砂利の色を先に確認します。
| 石の色 | 合いやすい外観 | 仕上がりの印象 |
|---|---|---|
| 黒・青黒 | 白、グレー、黒の外壁 | モダン、引き締まった印象 |
| 茶・サビ | 木目、ベージュ、塗り壁 | 自然、温かい印象 |
| 白・淡色 | 濃色の外壁、明るい洋風住宅 | 明るい、輪郭が強い印象 |
| 青白・グレー | 和モダン、コンクリート、鉄平石 | 落ち着き、統一感 |
角張った石と丸い石は役割が違う
割栗石やロック系の角張った石は、陰影が出やすく、力強いロックガーデンに向きます。ごろた石のように丸みのある石は、水辺や自然な河原に近い柔らかな印象になります。
両方を無計画に混ぜると、産地も質感も違う石が集まり、資材置き場のように見えることがあります。主役の石は一種類に絞り、別の素材を使う場合も色調を合わせます。
石のサイズと必要量|大・中・小の3サイズで組む

ロックガーデンで起こりやすい失敗は、同じ大きさの石だけを均等に並べることです。主役・中継ぎ・隙間という役割を分けます。
| サイズ例 | 主な役割 | 注意点 |
|---|---|---|
| 50~150mm | 隙間、見切り、小面積の補助 | 全体をこのサイズだけで埋めると平坦に見えやすい |
| 100~200mm | 中心となる中サイズ | 20kg袋でも石の形により個数は変わる |
| 150~250mm・200~300mm | 視線を止める主役石 | 一個ずつの重量と搬入方法を確認する |
必要量は「面積」だけでは決められない
石を点在させるロックガーデンと、防草目的で地面を密に覆う施工では、必要量がまったく違います。当店では50~150mm、100~200mm、150~250mm、200~300mmなどの商品を20kg袋で扱っていますが、自然石は形が不規則なため、1袋に入る個数は一定ではありません。
2026年7月25日時点の販売例では、揖斐青黒割栗石50~150mmを防草シート上へ密に敷くセットを、20kg×10袋で約1㎡分としています。これは地面を覆う施工の一例であり、石を間隔を空けて置くロックガーデンへそのまま当てはめる数字ではありません。
必要量を相談するときは、面積だけでなく完成イメージを伝えてください。「石を5~7個置きたい」「地面の半分ほどを石で見せたい」「砂利と組み合わせたい」など、密度が分かる写真や参考画像が必要です。
ロックガーデンの石を自然に見せる配置の原則

1.最も大きい石から置く
小さな石から並べると、最後に主役石を置く場所がなくなります。最も大きな石の位置と正面を決め、その周りへ中・小サイズを寄せます。
2.均等間隔にしない
石を同じ間隔で一列にすると、花壇の縁取りや資材の仮置きに見えます。石を2~3個のまとまりにし、まとまり同士には余白を作ります。
3.石の正面と傾きをそろえ過ぎない
自然石には、表情のよい面、座りのよい面、割れ肌があります。すべてを垂直に立てず、向きを少しずつ変えます。ただし、見た目のために不安定な向きへ置いてはいけません。
4.石の一部を地面へなじませる
石を地面へ載せただけでは、後から置いた印象が強くなります。安定する深さまで地面を掘り、石の一部を埋めて、周囲の土や小石で動きを止めます。
5.植物を植える場所を先に残す
石を完成させてから植物を足すと、根鉢が入らず、植栽が石の前に並ぶだけになります。植物の成長後の幅まで考え、石と石の間に植え付けスペースを残します
ロックガーデンの作り方|DIY6ステップ

ステップ1|範囲と完成高さを決める
最初は玄関脇など、小さく区切れる場所がおすすめです。玄関、舗装、雨水桝、室外機より高くし過ぎないよう、完成高さを確認します。
ステップ2|搬入経路と石の置き場を確保する
配送車両が止まれる場所から施工場所までの距離、門扉、階段、通路幅を確認します。石が届いてから考えると、庭まで運べないことがあります。
ステップ3|雑草・不要物を取り除き、排水を確認する
根、古い砂利、尖った破片を取り除き、雨水が建物側へ流れないように地面を整えます。水たまりができる場所は、石を置く前に原因を確認します。
ステップ4|大きい石を仮置きする
正面、傾き、高さを変えながら写真を撮り、家の玄関や道路側から見比べます。決定する前に、掃除や植物の手入れができるかも確認します。
ステップ5|中・小サイズと砂利でつなぐ
主役石の周りへ中サイズを寄せ、残る不自然な隙間へ小さな石や砂利を使います。石を全面へ均等に広げず、密度の高い場所と余白を作ります。
ステップ6|植物を植え、雨の後に点検する
植え付け後に水を与え、石のぐらつき、土の流出、水たまり、防草シートの露出を確認します。沈下した部分は、土や小石を補充して調整します。
*実際の施工工程は、割栗石を使ったロックガーデンの下地・配置手順をご覧ください。
ロックガーデンに合わせる植物の選び方

石と植物の相性は、見た目だけでは決まりません。次の順番で確認します。
- 日当たりが何時間あるか
- 雨の後に土が乾くまでの時間
- 地域の冬の最低気温と霜
- 成長後の高さと横幅
- 葉や花が石を完全に隠さないか
多肉植物やアガベが合う庭もあれば、セダム、低木、下草を組み合わせた方が管理しやすい庭もあります。「乾燥に強い」と書かれた植物でも、寒さや長雨に弱い場合があります。購入時のラベルや生産者の管理条件を優先してください。
ロックガーデンの施工例|場所と石の組み合わせ

門柱脇|茶系の割栗石とカラーリーフ
門柱や外壁に茶・木目がある住宅では、茶系やサビ系の石を使うと外構となじみます。大きな石を門柱側へ寄せ、植物を手前へ配置すると、限られた場所でも奥行きが出ます。
白・グレーの住宅|青黒い割栗石で輪郭を作る
白い外壁に青黒や黒系の石を合わせると、石の輪郭がはっきりします。地面の砂利を白一色にするとコントラストが強過ぎる場合があるため、グレーや青白系で中間色を作る方法もあります。
細いスリット|同系色の砂利と割栗石
デッキと塀の間、建物とアプローチの間など、細長い場所では、大型石を詰め込まず、中サイズを数個に絞ります。砂利と割栗石を同じ産地・同系色にすると、少ない材料でもまとまります。
和モダン|庭石と低木を残す
ロックガーデンは洋風だけではありません。モミジや低木の根元へ青白・グレー系の石を配置すると、既存の和風庭を整理しながらモダンに見せられます。
ロックガーデンで起こりやすい7つの失敗

- 同じ大きさだけを等間隔に並べる:河原や資材置き場のように見えます。
- 白・黒・茶など複数色を混ぜ過ぎる:家より石ばかりが目立ちます。
- 石を地面へ置いただけにする:ぐらつき、沈下、後付け感につながります。
- 植物の成長幅を考えない:数年後に石が隠れ、手入れもできなくなります。
- 建物側を高くする:雨水の流れや床下換気口、外壁との取り合いに影響します。
- 配送後の小運搬を考えない:道路沿いから庭まで運べず、作業が止まります。
- 石で土を高く留める:DIYの装飾配置と、構造物としての土留めは別工事です。
特に危険なのは、「見た目をよくするために石を高く積む」「大きな石を一人で無理に動かす」ことです。ロックガーデンは低く安定した配置でも十分に立体感を出せます。
ロックガーデンの石はどこで売ってる?購入先・費用・配送

| 購入先 | 向いている人 | 確認点 |
|---|---|---|
| ホームセンター | 少量を直接見て持ち帰りたい | 種類、在庫、積載重量、車の汚れ |
| 石材店・庭石店 | 色・形・サイズを相談したい | 小売対応、配送地域、現物選び |
| 専門オンラインストア | 近くに石の専門店がなく全国から探したい | 自然石の個体差、送料、荷下ろし方法 |
| 建材店・砕石会社 | 大量購入や下地材も必要 | 個人販売の可否、最低数量、化粧石の種類 |
費用は石の価格だけで比較しない
総額には、石本体、送料、荷下ろし、道路から庭までの小運搬、土・砂利・防草シート、工具、不要土の処分などが含まれます。大型石は本体価格より、運搬・重機・据え付けの条件が総額へ大きく影響することがあります。
配送前に確認すること
- 宅配便の20kg袋か、パレット・バラ積みか
- 車上渡しか、荷下ろしまで含まれるか
- 大型車が進入・停車できる道路か
- 受け取り時に人やフォークリフトが必要か
- 荷下ろし場所から庭まで何mあるか
- 階段、門扉、砂利道、傾斜があるか
石の価格や送料は、商品、重量、地域、配送方法で変わります。購入前に、庭と搬入経路の写真、必要な範囲の寸法を用意してください。
ロックガーデンの石に関するよくある質問

Q. ロックガーデンにはどんな石を選べばよいですか?
A. 家の外壁やアプローチに合う色を一系統に絞り、主役になる大きめの石、中サイズの石、隙間をつなぐ小さな石を組み合わせます。角張った割栗石は力強く、丸みのあるごろた石は柔らかい印象になります。
Q. ロックガーデンの石はどこで売っていますか?
A. ホームセンター、石材店、建材店、砕石会社、専門オンラインストアなどで購入できます。少量を直接確認するならホームセンター、種類・施工例・配送まで相談するなら石材店や専門店が向いています。
Q. ロックガーデンの石は何センチがおすすめですか?
A. 小さな庭では50~150mmを補助に使い、100~200mmを中心にすると扱いやすくなります。広い場所や強い見せ場には150~250mm、200~300mmなども候補ですが、重量と搬入方法を先に確認してください。
Q. ロックガーデンの石は何kg必要ですか?
A. 石を隙間なく敷くのか、数個を点在させるのかで大きく変わります。商品例では50~150mmの割栗石を20kg袋で販売していますが、石の形によって個数は一定ではありません。施工範囲、希望する密度、石のサイズを伝えて見積もるのが確実です。
Q. 初心者でもロックガーデンをDIYできますか?
A. 平らな小範囲で、自分が安全に運べる石を低く配置する内容なら検討できます。高い石積み、土留め、大型石、重機が必要な掘削、車両が乗る場所は専門業者へ依頼してください。
Q. 石を置けば雑草は生えなくなりますか?
A. 石だけで雑草をなくすことはできません。植栽部分を除き、防草シートと砂利を併用すると下から出る雑草を減らせますが、石の隙間へたまった土や落ち葉から発芽するため、掃除と抜き取りは残ります。
Q. ロックガーデンにはどんな植物が合いますか?
A. 日照、排水、地域の最低気温に合う植物を選びます。多肉植物、セダム、低木、下草などが候補ですが、寒さに弱い種類もあるため、見た目だけでなく耐寒性と成長後の大きさを確認してください。
Q. ロックガーデンとドライガーデンの違いは何ですか?
A. ロックガーデンは石を主役にして自然の岩場のような景観を作る庭です。ドライガーデンは乾燥に強い植物と排水性を重視し、石と砂利を組み合わせます。実際の住宅では両方の要素を取り入れることもあります。
まとめ|石は一種類、大・中・小の3サイズで配置する

ロックガーデンの石は、ホームセンター、石材店、建材店、砕石会社、専門オンラインストアで購入できます。購入先を決める前に、家に合う色、石の形、必要なサイズ、配送方法を決めてください。
自然に見せる基本は、主役の石を一種類に絞り、大・中・小の3サイズを役割別に配置することです。最も大きな石から位置を決め、均等に並べず、石のまとまりと余白を作ります。
初めてのDIYでは、小さな範囲と自分で安全に運べる石から始めます。大型石、高い石積み、土留め、大量掘削はプロへ任せてください。
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庭全体、外壁、施工範囲、道路から庭までの経路、縦横寸法が分かる写真をご用意ください。石の色・サイズ・必要量・配送方法を確認します。

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