ドライガーデン石の選び方【6選】DIYで作る庭の設計から施工を解説
ドライガーデンの石選びで最初に決めるのは、商品名ではなく「主役石・中サイズ・背景の砂利」という3つの役割です。同じ大きさの石だけを均等に並べると、高低差がなく、河原や資材置き場のように見えやすくなります。
自然に見せる基本は、石種と色を一系統に絞り、大・中・小のサイズ差を作ることです。大きな石で視線を止め、中サイズで流れを作り、小石と砂利で地面をつなぎます。
この記事では、昭和34年創業の石屋が、石の色・形・サイズ、割栗石と砂利の組み合わせ、自然に見える配置、DIY手順、必要量、施工例、失敗例を解説します。
この記事でわかること
- 石が担当する主役・中継ぎ・背景の3役
- 外壁に合う色・形・石質
- 大・中・小の組み合わせ
- 割栗石と砂利の合わせ方
- 自然に見える配置と施工順
- DIYの限界、必要量、購入・配送

この記事を書いた人:宮川公一(ひろくん)
株式会社揖斐川庭石センター 3代目代表
昭和34年創業。岐阜県揖斐川町で、庭石・割栗石・砂利の販売と全国発送、庭づくりの相談に携わっています。
公開日:2024年9月7日 | 最終更新日:2026年7月25日

ドライガーデンで石が担う3つの役割

| 役割 | 材料 | 目的 |
|---|---|---|
| 主役 | 大きめの自然石 | 視線を止め、庭の高さと方向を決める |
| 中継ぎ | 割栗石・ロック系 | 主役石と植物をつなぐ |
| 背景 | 小石・化粧砂利 | 地面を覆い、全体をまとめる |
庭全体の作り方、費用、DIYと業者施工の比較は親記事が担当し、このページは石と砂利の選択・配置へ絞ります。
石の選び方|色・形・石質

商品写真だけで決めず、外壁、門柱、玄関タイル、アプローチの色を確認します。黒・青黒は白やグレーの住宅、茶・サビは木目やベージュ、青白・グレーは和モダンや鉄平石と合わせやすい傾向があります。
角張った割栗石は面と影が出やすく、力強い景観になります。丸みのある玉石は柔らかい印象です。自然石は濡れると色が変わるため、乾湿両方の写真を確認してください。
大・中・小の3サイズを組み合わせる

大きめの石を主役にし、100~200mm前後などの中サイズで足元をつなぎ、50~150mm前後の小さな割栗石と砂利で地面へ移行させます。寸法は固定ルールではなく、庭の広さ、植物、石の重量に合わせます。
大型石は同じ寸法でも厚みと石種で重さが変わります。自分で安全に運べない石は機械や専門業者を利用します。
石の色別・組み合わせ例

サビ・茶系
木目、ベージュ、アイボリーの住宅とつながりやすく、乾燥地帯らしい温かい印象になります。
黒・青黒系
白、黒、グレーの住宅で輪郭が出ます。背景に青白やグレーを使うと黒一色の重さを和らげられます。
青白・グレー系
鉄平石、コンクリート、和モダンの外構になじみやすい色です。
割栗石と砂利の合わせ方

主役石・中サイズ・砂利を同系色にそろえると、サイズが違っても一つの景観に見えます。色を二系統使う場合は、鉢や見切りなど別の色を減らします。
| 石 | 砂利 | 印象 |
|---|---|---|
| サビ・茶系 | サビ砂利、茶、落ち着いたグレー | 乾燥地帯、木目住宅 |
| 青黒・黒 | 青白、グレー、暗色 | モダン、白い住宅 |
| 青白・グレー | 同系色の化粧砂利 | 和モダン、落ち着き |
自然に見える配置5原則

- 最も大きな石から置く
- 均等間隔にせず2~3個のまとまりを作る
- 向きと高さをそろえ過ぎない
- 植物の成長スペースを先に残す
- 砂利は石と植栽が決まった後に敷く
石を配置するDIY手順

- 外壁と施工範囲を同時に撮影する
- 主役石・中サイズ・砂利を同系色で仮決定する
- 排水、桝、室外機、植栽位置を確認する
- 大きな石から仮置きして離れて見る
- 中サイズと小石で高低差をつなぐ
- 植物を植え、最後に砂利を敷く
住宅別の施工例

- 白・グレーの住宅:青黒い割栗石とグレーの砂利で輪郭を作る
- 木目・ベージュ:サビ・茶系の石で外壁へつなぐ
- 和モダン:青白・グレー系で既存石張りとなじませる
- 細いスリット:主役石を一つに絞り、点検と掃除の余白を残す
石・砂利の必要量と配送

主役石は個数、中サイズは配置密度、砂利は面積と施工厚で分けて計算します。「10㎡だから何kg」と一律には決められません。
- 袋、パレット、フレコン、チャーター便のどれか
- 車上渡し、支店止め、荷下ろしを含むか
- 大型車の進入と停車が可能か
- 道路から庭までの距離、門扉、階段、傾斜
- 大型石の移動に機械が必要か
石選びで起こる8つの失敗

- 同じサイズだけを等間隔に並べる
- 白・黒・茶など複数色を混ぜ過ぎる
- 砂利を先に完成させる
- 石を地面へ置いただけにする
- 植物の成長幅を考えない
- 外壁や点検口へ近づけ過ぎる
- 配送後の小運搬を考えない
- 大きな石を一人で無理に動かす
石を購入する場所

| 購入先 | 向くケース |
|---|---|
| ホームセンター | 少量を現物確認して持ち帰る |
| 石材店・庭石店 | 大中小と砂利を同系色でそろえる |
| 専門通販 | 種類とサイズを比較して配送する |
| 建材店・砕石会社 | 砂利や下地材を大量購入する |
本体価格だけでなく、送料、荷下ろし、小運搬、道具、余った石の保管まで含めて比較します。
よくある質問

Q. ドライガーデンにはどんな石が合いますか?
A. 角張った割栗石やロック系の自然石は力強い景観を作りやすい素材です。ただし石種名だけで決めず、住宅の外壁、植物、施工面積、濡れたときの色、搬入方法まで確認してください。
Q. 石は何色にそろえるべきですか?
A. 最初は主役石と砂利を同系色にそろえると失敗を減らせます。白・グレーの住宅には黒や青黒、木目やベージュには茶・サビ、和モダンには青白・グレーなどが候補です。
Q. 石のサイズは何種類必要ですか?
A. 主役になる大きめの石、中継ぎとなる中サイズ、地面をつなぐ小石・砂利の3段階を作ると立体感が出ます。具体的な寸法は庭の広さ、植物、石の重量によって調整します。
Q. 石と砂利は何kg必要ですか?
A. 石を点在させるか、地面を密に覆うかで必要量は変わります。主役石の個数、中サイズの密度、砂利の施工厚、商品ごとの1㎡当たり必要量を分けて計算します。
Q. 砂利だけで作れますか?
A. 砂利だけでも乾いた印象にはできますが、平面的に見えやすくなります。主役石や中サイズの割栗石を加え、植物との高さの差を作ると立体感が出ます。
Q. 初心者でも石の配置をDIYできますか?
A. 平らな小範囲で、自分が安全に持てる石を低く配置する内容なら検討できます。大型石、石積み、土留め、重機が必要な工事は専門業者へ依頼してください。
Q. 防草シートの上に石と砂利を敷けますか?
A. 植栽しない範囲では組み合わせる方法があります。ただし植穴、端部、桝、配管、石の重量、使用製品の施工条件を確認し、シートが露出しない量で覆います。
Q. ロックガーデンとの違いは何ですか?
A. ドライガーデンは乾燥に強い植物、排水、石と砂利の構成を重視します。ロックガーデンは石の配置と岩場の景観を中心に考えます。住宅では両方の要素を組み合わせることもあります。
まとめ|一系統の石を大・中・小で組む

主役石、中サイズ、小石・砂利の3段階を作り、石種と色を一系統に絞ります。最も大きな石から置き、均等間隔にせず、まとまりと余白を作ります。
小さな庭と運べる石ならDIYを検討できます。大型石、高い石積み、土留め、重機が必要な工事は専門業者へ依頼してください。

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