岐阜の実家処分、何から始める?離れて暮らす40代50代が最初に見るべき場所
正直、この話は軽くありません。
岐阜に実家がある。
でも自分はもう県外で暮らしている。仕事もある。家庭の予定もある。親のこともある。
実家のことは頭の片隅にずっと引っかかっているのに、まとまった時間が取れないまま、気づけば何年も経っていた。
たまに帰ると、現実だけはちゃんと進んでいます。庭の草が伸びている。木が広がっている。石もそのまま。物置の扉が少しゆがんでいる。雨どいも外壁も、見たくないけど目に入る。近所の人と会うと、なんとも言えない気まずさが残る。
あれ、地味にきます。しかも毎回きます。
「まだ住めなくはない」
「でも戻る予定はない」
「今すぐ壊す決心もつかない」
そうやって止まっているなら、先に言います。あなたの決断力が弱いわけではありません。順番が悪いだけです。
すぐに全部を決めなくて大丈夫です。
まずは外まわりの状態が分かる写真からご相談ください。庭全体・気になる石や木・出入り口の写真があると、どこから手を付けるべきか整理しやすくなります。
実家処分で止まる人は、決断が遅いんじゃない
実家処分が進まない人を見て、「優柔不断なんだろうな」で片付けるのは雑です。違います。止まる理由はもっと構造的です。
実家処分という言葉を聞くと、すぐに「売る」「解体する」「残す」の話になりがちです。でも現実は、そんな一直線ではありません。
家の中の片付け。庭木や草の整理。庭石や使っていない物置。近隣への配慮。手続きや税金。補助金の確認。親族の温度差。
このへんを全部飛ばして結論だけ急ぐと、だいたい止まります。親族の話もこじれるし、自分の中でもブレる。「やっぱりまだ早かったかも」「先にこっちを見ておけばよかった」そうなって、また数か月、下手すると数年たちます。
だったら、入口を変えた方が早い。本当にそこです。
家の中より先に、庭・石・外まわりを見た方がいい理由
ここ、勘違いしている人が多いです。実家の整理は、家の中から始めるものだと思い込んでいる。でも実際は逆です。
家の中は感情が入りすぎて止まりやすい
家の中は感情が入りすぎます。アルバム、食器、家具、親の持ち物、昔の荷物。見た瞬間に思い出が入ってくる。兄弟姉妹で意見も割れやすい。だから手が止まる。
庭や外まわりは現実として判断しやすい
一方で、庭や外まわりは比較的現実で見やすい。草が伸びている。木が隣地に出ている。石が残っている。花壇が使われていない。物置の中身もあやしい。ブロックや資材も放置されている。
これらは、思い出より先に負担として見えます。
外まわりが整うと、建物の判断が現実的になる
実際、帰省したときに最初に目に入るのも家の中ではなく外です。だったら、そこから見た方がいい。家の中が重いのに、最初からそこへ突っ込むから固まるんです。
しかも、庭や外まわりが少し整うだけで、家全体を「感情」ではなく「現実」で見やすくなります。残すのか、壊すのか、売るのか。その判断が、やっと地面に足をつけてできるようになります。
本当に家の中が先ですか。最初にあなたの心を削っているのは、帰省して真っ先に目に入る外まわりではないですか。
離れて暮らしていると、実家のことはこうやって止まります
遠方在住だと、実家処分には独特のしんどさがあります。
現地にすぐ行けない
見積もりの立会いだけでも、仕事を休むのか、土日に詰め込むのかを考える必要がある。そこでもう気が重い。
地元の業者が分からない
岐阜を離れていると、どこに相談すればいいのか分からない。ネットで探しても、正直どこも似たように見えるし、逆に全部ちょっと怪しく見える。
工事中を見に行けない不安がある
ちゃんと進んでいるのか。近所に迷惑をかけていないか。追加費用は出ないのか。この不安は、遠方の建物解体で典型的に挙がる悩みとして整理されています。参考:遠方の建物でお困りの方へ
そしていちばんきついのが、何も決めていないのに時間だけが経つことです。
帰省のたびに少しだけ心が重くなる。でも、そのわりに何も進んでいない。この状態が長いほど、人は「もう考えたくない」に寄っていきます。
でも、放置は中立ではありません。何もしていないつもりでも、草は伸びるし、木は広がるし、物は傷みます。近所との関係だって、静かに効いてきます。放置は保留じゃない。毎年、選択肢を減らしていく行為です。
実家処分は、この順番で考えると止まりにくい
ここからは順番の話です。複雑そうに見えて、やることはそんなに多くありません。ただし、順番を外すとまた止まります。
1. まず現地の状態を把握する
帰省できるなら、自分で見る。難しければ、写真や動画でもかまいません。見るべきなのは、庭全体、建物の外観、出入り口、石や木、物置、駐車スペース。このあたりが分かるだけでも、かなり整理できます。
2. 家の中より先に、外まわりの負担を確認する
庭、石、木、物置、ブロック、使っていない資材。こういう外まわりが放置されていると、建物そのもの以上に「もう無理かも」という感情を強めます。でも逆に、ここを軽くすると景色が変わる。見た目だけの話ではありません。気持ちが動きやすくなります。
3. そのあとで、壊す・残す・売るを判断する
ここが逆だと失敗します。外まわりが整理される前に建物の結論を出そうとすると、頭の中だけで議論して終わる。一方で、外が少し整うと、建物の判断が急に現実的になります。
4. 手続きや制度は「あとで」ではなく、途中で確認する
ここは避けると面倒になります。たとえば岐阜市では、家屋を解体した場合、資産税課への連絡が必要です。登記されている建物は、法務局で滅失登記の申請も必要と案内されています。岐阜市公式:家屋を解体したとき
また、固定資産税は毎年1月1日時点の状態で翌年度の課税が決まります。解体によって土地の住宅用地特例が外れる場合もあります。なお、以下は岐阜市の例であり、制度は自治体ごとに異なります。
5. 補助金は「あれば助かる」くらいで考える
補助金ありきで進めるとズレます。岐阜市の不良空き家除却費補助金でも、補助申請の前に事前相談が必要で、その後に市職員の現地調査・判定があります。岐阜市公式:不良空き家除却費補助金
まだ解体を決めていない人ほど、庭から入った方がいい
ここはきれいごと抜きで言います。家を壊すかどうかで迷っている人に、最初から建物解体の話をしても固まりやすい。重いからです。当たり前です。
でも、庭じまいや外まわりの整理は違う。実家を全部なくす話ではありません。まず、負担の大きいところを軽くする話です。
「庭が荒れてきた」
「大きな石をどうにかしたい」
「木が伸びすぎている」
「物置や外まわりが気になる」
こういう相談から始まって、話しているうちに「実は建物もこの先どうするか迷っている」という本音が出てくる。この流れ、珍しくありません。
だから、最初から全部決めて来なくていい。むしろ、その方が自然です。
ちなみに、庭じまいは「全部なくす」だけではありません。石を残す。木を減らす。砂利にする。一部だけ整える。やり方はひとつじゃない。
手続きの話を避けると、あとで余計に面倒になる
感情だけでは済まない話もあります。岐阜市では、家屋を解体した場合、資産税課への連絡が必要です。登記されている建物については、法務局で滅失登記が必要と案内されています。岐阜市公式:家屋を解体したとき
また、固定資産税の扱いは毎年1月1日時点で決まります。だから、壊す時期によって見え方が変わる。ここを雑に理解したまま動くと、あとで「そんなはずじゃなかった」になりやすい。
補助金も同じです。岐阜市の制度では、事前相談なしでは補助申請に進めません。現地調査も必要です。岐阜市公式:不良空き家除却費補助金
なので、手続きや制度の話は最後に回しすぎない方がいい。ただし、先にそこだけ調べても動けません。先に現状把握、その次に外まわり、そのうえで制度確認。この順番です。
最初の一歩は、解体の決断じゃなく写真3枚です
ここまで読んで、「いや、まだ解体するか決めてないし」と思ったなら、それで正常です。むしろ、まだ決めなくていい。
最初の一歩は、決断ではありません。現状を共有することです。
- 庭全体が分かる写真
- 気になる石や木、物置の写真
- 車や重機が入れそうな出入り口の写真
この3枚があるだけで、どこから手を付けるべきかの整理はかなり進みます。文章がまとまっていなくてもかまいません。「ここが気になる」だけでも話は始まります。
次の帰省でも、同じ景色を見て、同じ重さを持って帰りますか。それを続ける理由は、もうないはずです。
岐阜の実家、何から手を付けるべきか迷う方へ
家を壊すかどうかが未定でも、庭・石・外まわりの整理から進めることはできます。むしろ、その方が進みやすい。
まずは、庭全体・気になる石や木・出入り口が分かる写真を用意してください。その写真があるだけで、実家処分の話はかなり現実的になります。
庭や外まわりの相談から始めて、必要ならその先を考える。この順番で十分です。最初から全部を決めて来る必要はありません。
岐阜の実家、何から手を付けるべきか迷う方へ
庭全体・気になる石や木・出入り口の写真を送ってください。最初から全部を決めて来る必要はありません。
「この庭、どこから手を付ければいいですか?」
その一言からで大丈夫です。
※なお、建物本体の解体工事は弊社の直接施工ではありません。庭・石・外まわりのご相談を受けたうえで、必要な場合は地元でつながりのある解体業者をご紹介しています。
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