庭石の処分方法5選|費用の決まり方・無料引取・撤去手順を解説
庭石を処分するときは、最初から「壊して捨てる」と決めないことが大切です。庭内で再利用できる石、引き取り手が見つかる石、自治体へ持ち込める石、専門業者による撤去が必要な石では、適した方法が異なります。
一方で、大型庭石を自分で割る、地中へ埋める、山林や河川へ置く、許可や処理経路を確認できない回収業者へ渡す方法は、事故・近隣トラブル・不適正処理につながります。
この記事では、庭石屋3代目のひろくんが、庭石の処分方法5選、費用を決める条件、無料引取・買取の現実、業者の選び方、見積もりに必要な写真を解説します。
この記事でわかること
- 庭石を処分する前に確認する3つの判断
- 再利用・譲渡・自治体・業者撤去の違い
- 無料引取や買取になりやすい条件
- 庭石処分の費用を決める8つの項目
- 安全で適正な業者を選ぶ確認事項
まずは、庭石を「残す・譲る・捨てる」のどれにするか、石の状態と将来の庭の使い方から判断していきましょう。
公開日:2025年1月18日 | 最終更新日:2026年7月21日

庭石を処分する前に確認する3つのこと
1.庭石を残して使う場所がないか
庭全体を壊す必要がなく、通路や駐車場を広げたいだけなら、庭石を敷地内へ移して再利用できる場合があります。主役石を一つだけ残し、添え石や庭木を減らすだけでも管理負担を下げられます。
2.石に再利用価値があるか
形・色・用途が明確で、割れや著しい風化が少なく、搬出しやすい石は、譲渡・引取・査定の対象になる可能性があります。ただし、石の価値より掘り出し・重機・運送費が大きければ、無料引取にはなりません。
3.撤去後の土地をどう使うか
庭石を取った後を、土、砂利、防草シート、人工芝、コンクリート、駐車場のどれにするかで、穴埋め・残土・整地・復旧費が変わります。処分だけでなく、完成後まで含めて見積もります。
庭石の処分方法5選
| 方法 | 向いているケース | 主な注意点 |
|---|---|---|
| 1.敷地内で再利用 | 石を残したい、庭の配置だけ変えたい | 移動・再設置・地盤・動線 |
| 2.譲渡・売却・引取相談 | 状態がよく、搬出しやすい石 | 積み込み・運送の負担者を明確にする |
| 3.自治体へ確認 | 小型石、石くず、自己搬入できる場合 | 自治体ごとに品目・寸法・量の条件が違う |
| 4.専門業者へ撤去依頼 | 大型石、庭の奥、重機が必要 | 処理経路と見積範囲を確認する |
| 5.庭全体の解体と同時処分 | 庭木・灯籠・ブロック・土も整理する | 建物解体費と庭工事費を分けて確認する |
方法1.敷地内で再利用する
庭石の数を減らし、状態のよい石だけを玄関脇、植栽の足元、花壇の縁、ロックガーデンへ再配置します。処分と新規購入を避けられる一方、大型石の移動・再設置費は必要です。

方法2.譲渡・売却・無料引取を相談する
知人、造園・石材業者、地域掲示板などで引き取り手を探します。掲載する際は、石の寸法、推定重量、個数、所在地、搬出経路、積み込みを誰が行うかを明記します。
「無料で差し上げます」と書いても、引き取り手が重機とトラックを用意できなければ動かせません。個人間で作業する場合も、事故・建物損傷・道路使用・近隣への影響を事前に整理してください。
方法3.自治体へ処分方法を確認する
家庭から出る石の扱いは自治体によって異なります。一般収集では回収せず、自己搬入のみ、寸法や量を限定、石くずのみ受入など条件が分かれます。
問い合わせ時は「庭から出た自然石か」「コンクリートが付着しているか」「寸法・重量・量」「自分で持ち込むか」を伝えます。大垣市では、市内で発生した石くず等を一定条件で直接搬入できる案内がありますが、対象・寸法・混入物・搬入方法は最新の公式案内で確認してください。
方法4.専門業者へ撤去を依頼する
大型庭石、庭の奥にある石、石積み・土留めに関係する石は、重機・吊り具・車両を扱える業者へ依頼します。庭石だけでなく、道路からの搬出経路と撤去後の穴埋めまで確認します。

方法5.庭全体の解体と同時に処分する
庭木、庭石、灯籠、ブロック塀、池、土などをまとめて整理し、駐車場・防草・管理しやすい庭へ変更します。庭石だけを先に処分すると、後の庭木撤去や整地で重機が二度必要になる場合があります。

庭石処分の費用を決める8項目
庭石処分の見積総額
掘り出し+重機・人員+小運搬+積み込み+運送+処理+穴埋め・復旧
| 項目 | 確認する内容 | 費用が増えやすい条件 |
|---|---|---|
| 石の重量・個数 | 横幅、奥行き、高さ、地中部分 | 大型、多数、不規則な形 |
| 掘り出し | 根入れ、周囲の土・コンクリート | 深い、基礎と接触、石積み |
| 搬出経路 | 門幅、階段、建物横、地面 | 狭い、段差、建物裏、軟弱地盤 |
| 重機・車両 | ミニショベル、ユニック、クレーン | 複数機械、長い吊り距離 |
| 養生 | 塀、舗装、芝、庭木、建物 | 傷つけられない範囲が広い |
| 運送距離 | 現場から受入先まで | 遠距離、複数回運搬 |
| 処理条件 | 自然石、コンクリート付着、混載物 | 分別が必要、受入先が限られる |
| 撤去後の復旧 | 穴埋め、整地、防草、舗装 | 土の搬入、舗装・植栽復旧 |

無料引取・買取になりやすい庭石の条件
- 形や色に特徴があり、景石・飛石・割栗石など用途が分かる
- 大きな割れ、著しい風化、コンクリート付着が少ない
- 道路や駐車場に近く、積み込みやすい
- 門・塀・電線が作業を妨げない
- まとまった数量とサイズ情報がある
- 引取時期を調整できる
反対に、庭の奥、建物裏、斜面、狭い門の先にある石は、石に再利用価値があっても搬出費が上回りやすくなります。「石の価値」と「撤去に必要な費用」を分けて判断してください。
自分で庭石を割る方法を勧めない理由

- 石片が予想外の方向へ飛ぶ
- 工具が跳ね返る、刃がかむ
- 粉じんを吸い込む
- 騒音・振動で近隣や建物へ影響する
- 地中の配管・電線を傷つける
- 細かくしても受入先が見つかるとは限らない
大型庭石をDIYで破砕しないでください。作業者だけでなく、家族・近隣・建物・設備に影響します。処分先が「何cm以下なら受け入れるか」を確認しても、その寸法へ安全に破砕できるとは限りません。
庭へ埋める方法を勧めない理由
- 将来の配管・基礎・外構工事で障害になる
- 売却時や相続後に撤去が必要になる
- 土が沈み、地面が陥没する可能性がある
- 排水を妨げる場合がある
- 植物の根を張る範囲が減る
- 廃棄を目的とする埋設は適正処理上の問題になる
庭石を土中へ隠すのではなく、地表で景石・見切り・ロックガーデンとして再利用するか、適切な処理先へ搬出します。
処分業者を選ぶ7つの確認事項
- 家庭から出る庭石の取扱方法を説明できる
- 誰が収集・運搬し、どこへ持ち込むか確認できる
- 見積書に掘り出し・積み込み・運送・処理・復旧が分かれている
- 追加費用が発生する条件を書面で確認できる
- 重機・吊り具を安全に扱える
- 建物・舗装・庭木の養生範囲が明確
- 工事後の穴埋め・整地・清掃を確認できる
家庭の廃棄物は、自治体が案内する方法または適切な許可・委託関係に基づく方法で処理します。処理経路を説明できない回収業者へ渡さないでください。
業者選びの公的な参考情報
見積もり前に用意する写真と寸法
- 庭石を正面・左右・後ろ・上から撮影
- 庭石と庭全体の位置関係
- 石の横幅・奥行き・地面からの高さ
- 庭石から門・道路までの経路
- 門幅、通路幅、段差
- 電線、カーポート、庇、庭木
- トラックを停められる場所
- 撤去後を土・砂利・舗装のどれにするか
写真は石だけを大きく撮るのではなく、周囲の建物や人との大きさが比較できる写真も加えます。複数の庭石がある場合は、全体写真へ番号を書き込むと見積もりの行き違いを減らせます。
庭石・砂利・庭木をまとめて処分する場合
庭石の周囲に砂利、防草シート、庭木、灯籠、ブロック、池がある場合は、個別に依頼するより庭全体の完成形から工事を組み立てます。
ただし、庭石と砂利では処分方法や重量の把握方法が異なります。砂利は面積・厚み・混入土、庭石は一個ごとの重量・搬出経路を確認します。
庭石の処分に関するよくある質問
Q. 庭石は自治体の粗大ごみに出せますか?
A. 自治体によって扱いが異なります。家庭ごみとして回収しない自治体もあれば、大きさ・材質・発生場所を限定して持ち込みを受け付ける自治体もあります。ごみ区分を自己判断せず、市区町村へ石の材質・寸法・量を伝えて確認してください。
Q. 庭石を無料で引き取ってもらえますか?
A. 再利用需要があり、割れや著しい風化が少なく、道路から積み込みやすい場所にある石なら可能性があります。ただし、石の価値より掘り出し・重機・運送費が大きい場合は、無料引取や買取にはなりません。
Q. 庭石を売ることはできますか?
A. 景石や特定用途に使える石は査定対象になる場合がありますが、購入時の価格で売れるとは限りません。石の状態、需要、重量、搬出経路、保管、運搬費を含めて判断されます。
Q. 庭石を自分で割って処分してもよいですか?
A. 大型庭石を一般の方が電動工具やハンマーで破砕することは勧めません。石片の飛散、粉じん、騒音、振動、工具の反発、地中設備の損傷につながります。受入先を確認せず割ると、細かくしても処分できない場合があります。
Q. 庭石を庭へ埋めてもよいですか?
A. 処分方法としては勧めません。将来の建築・配管・売却・庭工事の障害になり、沈下や排水不良の原因になることがあります。廃棄を目的とした埋設は適正処理の問題もあるため、自治体または専門業者へ相談してください。
Q. 庭石の処分費用はどのように決まりますか?
A. 石の重量・個数、掘り出しやすさ、道路からの距離、門幅・階段・電線、必要な重機、運搬距離、処分先、穴埋めや舗装復旧の範囲で決まります。「石1個いくら」だけでは正確に比較できません。
Q. 庭石処分の見積もりには何が必要ですか?
A. 石を正面・左右・後ろ・上から撮った写真、庭全体、道路から庭石までの通路、門幅、段差、電線・カーポート、車両を停められる場所、撤去後の希望を伝えてください。石の横幅・奥行き・高さも測ると精度が上がります。
まとめ|捨てる前に、残す・譲る・自治体・業者を順番に確認する
庭石を処分するときは、敷地内で再利用できないか、譲渡・売却・引取の可能性がないか、自治体が受け入れるか、専門業者による撤去が必要かの順で確認します。
費用は、石の重量・個数だけでなく、掘り出し、搬出経路、重機、運送、処理、撤去後の穴埋め・復旧で決まります。固定相場ではなく、同じ作業範囲の見積もりを比較してください。
大型庭石のDIY破砕、庭への埋設、不法投棄、処理経路が不明な回収業者への引き渡しは避け、安全で適正な方法を選びましょう。
庭石を残すか、無料引取を探すか、撤去するか迷っている方へ
石の正面・左右・後ろ・上面、庭全体、道路から庭までの通路、門幅、段差、撤去後の希望をLINEでお送りください。





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