砂利の処分方法4選|捨て方・費用の決まり方・撤去手順を庭石屋が解説
庭の砂利を処分するときは、最初に自治体が受け入れるかを確認し、受け入れ不可または量が多い場合は、再利用・譲渡、自分で受入先へ持ち込む、業者へ撤去から依頼する方法を比較します。山や川、空き地へ捨てたり、処分目的で庭へ埋めたりする方法は選ばないでください。
砂利は一粒ずつ見ると軽く感じますが、庭全体では数百kgから1t近くになることがあります。撤去を始めてから処分先が見つからないと、通路や駐車場へ大量の袋が残り、二度手間になります。
この記事では、庭石屋3代目のひろくんが、砂利の処分方法4選、費用が決まる条件、重さの計算、DIYでの撤去手順、業者へ伝える写真、やってはいけない捨て方を順番に解説します。
公開日:2024年8月12日 | 最終更新日:2026年7月20日

砂利を撤去する前に、処分先を決める
最も大切なのは、砂利を袋へ詰める前に処分先を確認することです。自治体、受入施設、回収業者によって、受け入れられる砂利の種類、量、混入物、持ち込み方法が異なります。
次の5点を確認してから作業を始めてください。
- 家庭から出た砂利を自治体が収集または持ち込み受け入れするか
- 一度に出せる量、一袋の重さ、指定袋の有無
- 土、雑草、防草シート、コンクリート片が混じっていてもよいか
- 自分で持ち込む場合の予約、車両、料金、荷下ろし方法
- 業者へ依頼する場合、撤去・積み込み・運搬・受入費のどこまで含むか
自治体名だけで判断しないでください。同じ県内でも、市町村によって石・砂・土の扱いは異なります。以前は受け入れていても制度が変わる可能性があるため、処分する時点の公式案内を確認します。
砂利の処分方法4選|少量か大量かで選ぶ
| 処分方法 | 向いている状態 | 主な費用 | 注意点 |
|---|---|---|---|
| 1.自治体へ確認する | 家庭から出た少量のきれいな砂利 | 自治体の収集・持込料金 | 収集対象外や量制限の場合がある |
| 2.再利用・譲渡する | 土やごみが少なく、種類がそろっている | 選別、袋、積み込み、運搬 | 引き取り条件を事前に決める |
| 3.自分で受入先へ持ち込む | 運搬車両と安全に積み下ろす手段がある | 受入料金、車両、燃料、袋 | 事前に受入可否と予約を確認する |
| 4.業者へ依頼する | 量が多い、土が混じる、通路が狭い、他の庭材もある | 人件費、積込、運搬、受入、重機、養生 | 総額と処理経路を確認する |
1.自治体のごみ収集・持ち込み条件を確認する
家庭の庭から出た少量の砂利は、自治体によっては指定方法で受け入れる場合があります。一方、石、土、砂を家庭ごみとして扱わず、集積所や処理施設で受け入れない自治体もあります。
電話やウェブサイトで確認するときは、「庭から出た自然石の砂利」「およその重量」「土や防草シートが混じるか」を伝えると、案内を受けやすくなります。
「燃えないごみだろう」と自己判断し、重い袋を集積所へ出さないでください。収集作業員のけがや車両設備の故障につながる可能性があります。
2.同じ敷地で再利用するか、必要な人へ譲る
砂利が比較的きれいなら、処分する前に再利用を検討できます。物置周り、建物の犬走り、植木鉢の下など、見た目を強く求めない場所へ移す方法です。
知人や地域の掲示板で譲る場合は、次の条件を明記します。
- 砂利の種類、粒の大きさ、色
- およその面積と重量
- 土、雑草、落ち葉、シート片の混入
- 袋詰め済みか、引き取り手が作業するか
- 積み込みと運搬を誰が行うか
再利用と処分は分けて考えます。同じ敷地で路盤や排水層として明確に利用することと、不要だから地中へ埋めることは同じではありません。排水、配管、植栽、将来の掘削へ影響しないか確認してください。
3.自分で受入可能な施設へ持ち込む
受入先が見つかり、自分で運搬できる場合は、業者へ撤去から依頼するより作業費を抑えられることがあります。ただし、受入先へ連絡せずに持ち込むことはできません。
持ち込み前に、受入品目、料金、計量方法、予約、受付時間、車両制限、荷下ろしを自分で行うかを確認します。砂利に土やコンクリート片が混じると、別の扱いになる場合があります。
4.撤去・運搬・処分を業者へまとめて依頼する
庭一面の砂利、土が多く混じった砂利、狭い通路の奥にある砂利、庭石や庭木も同時に撤去する場合は、業者へ依頼する方が安全です。
ただし、「1kgいくら」だけで判断してはいけません。実際の総額には、砂利を集める作業、土との分別、袋詰め、積み込み、車両までの運搬、処分先までの距離、受入費、養生などが含まれます。
見積書で確認する項目:撤去面積、想定重量、土やシートの扱い、人員、車両、重機、積み込み、運搬、受入費、追加料金が発生する条件を分けて確認してください。
砂利処分の費用は「処分単価」だけでは決まらない
砂利処分に全国共通の一律料金はありません。現場の費用は、次の式で考えると分かりやすくなります。
砂利処分の総額 = 撤去作業 + 分別・袋詰め + 積み込み + 運搬 + 受入費 + 必要に応じて重機・養生
| 費用が変わる条件 | 費用が上がりやすい状態 |
|---|---|
| 砂利の量 | 施工面積が広い、敷厚が厚い |
| 混入物 | 土、雑草、根、防草シート、コンクリート片が多い |
| 搬出経路 | 通路が狭い、段差がある、室外機や塀で一輪車が通れない |
| 車両条件 | トラックを庭の近くへ置けない、路上作業の制約がある |
| 運搬距離 | 受入先が遠い、往復回数が多い |
| 同時撤去 | 庭石、庭木、ブロック、土も撤去する |

庭の砂利は何kgある?面積から概算する方法
当社で販売している13~20mm程度の砂利では、3~4cmの厚さで1㎡あたり20kg袋を4~5袋使う商品があります。これを基準にすると、1㎡あたり約80~100kgが一つの目安です。
| 施工面積 | 概算重量の目安 | 20kg袋に換算 |
|---|---|---|
| 1㎡ | 約80~100kg | 約4~5袋 |
| 5㎡ | 約400~500kg | 約20~25袋 |
| 10㎡ | 約800~1,000kg | 約40~50袋 |
| 20㎡ | 約1,600~2,000kg | 約80~100袋 |
※石の比重、粒の大きさ、敷厚、地面への沈み込み、土や水分の混入によって変わります。上記は処分計画を立てるための概算です。
実際の撤去砂利は、長年の使用で土や根が混じり、乾いた新品砂利より扱いにくくなります。袋数だけでなく、一輪車や車両へ積載できる重量も確認してください。
自分で砂利を撤去する手順
手順1.処分先と受入条件を確定する
撤去後の置き場所、袋の種類、持ち込み日、車両を先に決めます。処分先が未確定のまま作業を始めないでください。
手順2.砂利と土・雑草・シートを分ける
再利用や譲渡を考える場合は、ジョレン、角形スコップ、ふるいを使い、土や植物の根をできる範囲で取り除きます。防草シート片やプラスチック製の固定ピンは別に分けます。
手順3.一袋を重くし過ぎず、丈夫な袋へ入れる
買い物袋や薄いごみ袋は、石の角や重さで破れることがあります。土のう袋など丈夫な袋を使い、安全に持てる重さへ分けてください。
手順4.一輪車で仮置き場所または車両へ運ぶ
段差、傾斜、室外機、門扉の幅を確認します。一輪車を満載にすると転倒しやすいため、通路条件に合わせて量を調整します。

手順5.残った土と下地を確認する
砂利を撤去した後に、古い防草シート、排水不良、地面の沈み、配管や桝のふたが見つかることがあります。新しい砂利や人工芝を施工する前に下地を直します。
DIYを中止する判断:腰やひざに不安がある、1t近い量になる、階段や長い通路がある、車両へ安全に積めない、庭石やブロックも混じる場合は、途中からでも業者へ相談してください。
やってはいけない砂利の捨て方
山・川・道路・空き地へ捨てる
砂利が自然物でも、所有者や管理者の許可なく置いてはいけません。少量ずつであっても、適切な処分方法にはなりません。
自治体へ確認せず、ごみ集積所へ出す
自治体の収集対象でない砂利を、燃えないごみなどとして出さないでください。地域の収集ルールと重量制限を確認します。
処分目的で庭の地中へ埋める
地中へ隠すと、排水、植栽、配管工事、将来の土地利用に影響します。再利用する場合は、使う目的と施工位置を明確にしてください。
受入先を確認せず、無許可と思われる回収へ渡す
極端に安い料金だけを提示し、運搬先や処理方法を説明しない業者には注意が必要です。依頼時には、砂利の受入先、運搬方法、必要な許可への対応を確認してください。
砂利を撤去した後、庭をどうするかで次の工事が変わる
砂利を処分する理由が「汚れたから」なのか、「人工芝や駐車場へ変えたいから」なのかによって、撤去後の下地処理が変わります。
砂利の処分に関するよくある質問
Q. 砂利は燃えないごみとして出せますか?
A. 自治体によって扱いが異なります。石、砂、土を家庭ごみとして収集しない自治体も多いため、袋へ入れて集積所へ出す前に、市区町村のごみ分別表や窓口で確認してください。量や一袋の重さに制限がある場合もあります。
Q. 庭の砂利を山や川へ戻してもよいですか?
A. できません。自然物であっても、所有者や管理者の許可なく山、川、道路、空き地などへ捨ててはいけません。処分先が分からない場合は、自治体または適切な回収先へ確認してください。
Q. 砂利を庭へ埋めれば処分できますか?
A. 処分目的で地中へ埋める方法は勧められません。排水や植物の生育、将来の掘削、土地売却時の工事に影響する可能性があります。同じ敷地で路盤材などとして再利用する場合も、用途と施工方法を明確にして判断してください。
Q. 砂利は無料で引き取ってもらえますか?
A. 汚れが少なく種類がそろった砂利で、引き取り手が自分で運搬できる場合は、知人や地域掲示板で譲渡できる可能性があります。ただし、土、雑草、防草シート片、コンクリート片などが混じると再利用しにくくなります。
Q. 砂利処分の費用はいくらですか?
A. 全国共通の一律料金はありません。撤去面積、厚さ、土の混入、運搬距離、車両の進入、袋詰めや積み込み、受入先の料金によって変わります。処分単価だけでなく、撤去から運搬までを含む総額で見積もりを確認してください。
Q. 自分で砂利を撤去するとき、何kgずつ袋へ入れればよいですか?
A. 袋の耐荷重と自分が安全に持てる重さを優先し、一袋へ詰め過ぎないでください。当社では砂利商品の配送に20kg袋を使用しますが、撤去作業では土や水分が混ざり、持ちにくくなるため、必要に応じてさらに軽く分けてください。
Q. 砂利と一緒に庭石も処分したい場合はどうすればよいですか?
A. 庭石は砂利より重量が大きく、撤去方法や必要な重機が異なります。手で安全に動かせない石がある場合は、砂利処分とは分けて現場写真を送り、庭石の撤去・運搬を扱う業者へ見積もりを依頼してください。
まとめ|砂利は撤去前に「量・混入物・処分先」を確認する
砂利を処分するときは、自治体へ確認する、再利用・譲渡する、自分で受入先へ持ち込む、業者へ依頼するという4つの方法から選びます。
庭砂利は1㎡でも数十kgになり、10㎡では1t近くになる場合があります。処分単価だけではなく、撤去、分別、袋詰め、積み込み、運搬、受入費まで含めた総額で判断してください。
山や川へ捨てる、自治体へ確認せず集積所へ出す、不要だから地中へ埋めるという方法は避けます。先に処分先を決め、安全に持てる重量へ分けて作業することが、手戻りを防ぐ基本です。
岐阜県周辺で、砂利・庭石・庭木をまとめて撤去したい方へ
庭全体、砂利を撤去する範囲、道路から庭までの通路、庭石や庭木の写真をLINEでお送りください。必要な作業と見積もりに必要な情報を確認します。


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